子猫に教えられた大切なこと

サムライ

2010年11月10日 01:26

子猫と40日を生活したわけだけど、クロは食べて、暴れて、のんびりして
眠る・・・この繰り返し。
暴れることも、彼女にとってとても大切だということもよく判った。
毎日同じパターンの遊びをしているようだけど、日に日にその能力がアップ
していくのが判った。こいつなかなかやるな!とか、まだまだお前には負け
んぞ!とか言いながら、僕も汗をかいて付き合った。

でも、でも、それよりも大切なのは、やっぱし、食べること。
キャットフード、しかも乾き物にも関わらず、欲しがる姿、鳴き声、そして
貰った後の食べっぷり・・・どんなテレビ番組のレポーターより旨そうに
喰います。さっきまで、どんなに暴れていても、どんなに餌を欲しがって
鳴いていても、無言で貪り喰う様は、嬉しく、頼もしくなります。

そして、思ったこと。
食べることの大切さ。よく考えると、偉そうな人間も、結局は食べることが
目的で毎日を、毎月を、毎年を、そして人生を生きているんだということを。
出来るだけ美味しいものを、出来るだけ綺麗な場所で、出来るだけ綺麗な服を
着て、出来るだけ綺麗な(あるいはイケメンの)異性と一緒に、食べられると
良いなあ・・・と考え、その目的の達成のために、毎日辛くとも仕事をしたり
しているではないか!ということが、子猫と暮らした40日で気づいた気が
します。

そんなクロには、乾き物を与えていたのですが、会社で缶詰をあげなきゃと
言われて、人間用の魚の缶詰を僕が食べるときに少し分けてやったら、その
美味しそうな顔ときたら・・・生まれて初めて食べるわけですからね・・・
あの時の顔、忘れません。

ホント、可愛いヤツだったけど、いやしくて、食欲旺盛なヤツだった。
『お前ホントに女の子か!』って、何度説教したことか・・・脇を掴んで
説教すると、ぷいっと顔をそむけるクロ!
でも、お前のあの食欲と、食べた後の満足げな顔を忘れんぞ!

猫も人間も同じ、美味しいものを腹一杯食べたい!

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