タイムスリップ・・・３８年の止まった時

人の記憶とは浅はかなもので、前の記事に書いた内容に誤りがあることが
判った。上半身裸にしてボディペインティングをされたのは、今回初出席
のＫ君ではなくて消息不明のＯ君だった。
やはり、想い出のジグソーパズルは集まってやると正解が早い。

ラブレターの話しは、詳細を記憶している人はいなかった。ただ、やはり
犯人は僕らしい。
それよりも、Ｋ君が『女子はみんな好きじゃった』と言うと、皆沈黙で、
この話題は発展せずにそこで終わってしまった。

何よりも驚いたのは、今回主賓のＫ君が殆ど１２歳から変わっていない
ということ！顔も！髪型も！体型も！
（身長も体重もそれなりに増えてはいるが・・・）
そして何よりも驚いたのは、喋る内容が１２歳のまま・・・
皆、彼を見て驚いて、最初に『俺、１２歳のまんまじゃ』と言ったこと
の意味がだんだん判ってきて驚いた。

女子の一人が、『Ｋ君ち、あんなに喋りよったっけ？』と言ったが、
『みなが１２歳の時には、生意気なことばかり言うけん、皆が喋らせん
かったんじゃ！今日はみな大人になったけん、あいつの言うことを聞い
てやりよんじゃ！』と解説した。

それくらい当時を想い出すほど、子どもの時と同じ喋りを繰り返した。
そうです、彼の時間は１２歳で止まっており、我々は彼のおかげで、
見事にタイムスリップした。