快刀乱麻

佐賀からの帰り道、出発して暫くして雨が降り出しました。
昨日はあんなに青空だったのに、今日は空も泣いています。

高速のおかげで、最後のお見送りをするために佐賀まで行くことが
できました。

弔辞を聞いて驚きました。１年前に余命半年と宣告されていたのに
仲間の誰にも（家族は判りません）喋らずに、去年の春の会合にも
秋の会合にも元気な姿を見せてくれていたんです。
今年３月の会合には体調が悪いということで欠席されており、心配
していましたが、その後東京に行くとのことで、思ったより元気だ
と安心したのも全く逆で、実は思わしくないので、セカンドオピニ
オンを受けるため、奥さんとの想い出を残すための旅行だったと
聞いて・・・涙をこらえるのが精一杯でした。

式場に飾られた家族との記念写真を見ると、あたかも今日の日を
予測して準備していたかのようで、じっくり目を向けることが
出来ませんでした。

皆を心配させまいと、皆の雰囲気を崩すまいと、最後まで気を遣っ
た先輩の５６年の生涯は、あまりにも急に幕を閉じました。

式場には、先輩の好きだったサザンオールスターズのＢＧＭが流れ
ており、その曲に聴き入り、涙をこらえました。
最後のお別れには、愛しのエリーが生の電子オルガン（かな？）で
繰り返し演奏されていました。
これからは、サザンの曲は寂しいなあと思いました。